特許庁先行技術調査_07
前職:大学研究員
調査職と研究職の共通点
当社に入社するまでは、大学や企業で研究員として主に電池材料の研究開発をしていました。
前職で材料開発のために分析を行っていた経験を活かし、現職では化学分析、機械分析に関する特許調査を行っています。実務経験により得られた知識は、調査職において大きな強みになると思います。
また、前職では月報や学会発表で内容を分かりやすく説明することが求められていましたが、現職でも審査官に調査結果を分かりやすく報告する必要があり、求められるスキルの共通点も多いです。
調査職と研究職の違い
研究では一つのテーマに年単位で腰を据えて取り組む必要がありましたが、特許調査の場合は一つの案件に係るのはせいぜい1ヶ月程度と仕事の回転が速く、それが大きな違いかと思われます。調査職は納期を守らなければならない大変さはあるものの、一つの仕事がずるずる長引くということがなく、気持ちの切り替えが早くできます。
また、最初から最後までほとんど一人で業務を行いますのでスケジュールや仕事量の調整がしやすいです。体力をあまり必要としないためか女性や年配の社員も多く活躍しており、研究所や工場などに比べ女性管理職の比率が高い印象を受けます。
調査職への転向が不安な方へ
入社当時は特許に関して全く知識がありませんでしたが、研修制度がしっかりしているため特に問題なく調査業務に就くことができました。
調査の経験を積んだ今、時には非常に難解な案件や、自分が研究したことのない分野の案件を担当することもありますが、当社には様々なバックグラウンドを持った社員がいますので、わからない技術は学びながら仕事を進めています。皆さんいつも快く説明してくださいます。
現在は、許可されている業務の範囲で在宅勤務が可能ですので、週に1回程度在宅勤務をしています。仕事とプライベートを両立させたい方にも働きやすい職場だと思いますので、ぜひチャレンジしていただければと思います。