研修制度とサポート体制

独立行政法人工業所有権情報・研修館が行う「調査業務実施者育成研修(以下、略称=研修)」とは、どのような研修ですか?

登録調査機関の検索者としての勤務を希望する人は、入社後「工業所有権に関する手続等の特例に関する法律」に規定する独立行政法人工業所有権情報・研修館が行う研修を受講します。研修では、座学・実習・討論などの方式で、基本的な特許法やサーチに関する基礎知識を教わります。
また、筆記試験2回、面接評価2回が実施され、修了基準を満たしている場合に「研修修了」となります。
研修を修了し、手続きを経て特許庁に「調査業務実施者」として登録されると、実務に就くことが可能となります。

特許調査未経験の方が、いきなり全く知らない特許法などの研修に入るのは厳しいので、研修前に約1ヶ月、社内で事前に勉強する社内研修があります。社内研修では上司(検索指導者)が一から指導するため実際の研修も余裕を持って受講することができます。

研修は約2ヶ月弱、月曜~金曜まで毎日、東京・霞ヶ関の工業所有権情報・研修館またはその近辺の会場とオンライン型を併用して行われます。会場は会社から徒歩で行ける距離なので、オンライン型でない日は朝出社してから研修に出かけていき、夕方会社に戻って一日のまとめをして退社、というスタイルです。その日の研修で消化し切れなかったことを、会社に戻ってから研修内容について質問できる体制も整っています。

当社の入社が決まった方には事前学習のためのテキストをお渡ししています。そのため、入社後の研修の理解もスムーズです。